REASON

優秀な人材は多いが、良い仕事に就けるチャンスが少ない

ミャンマーやベトナムでは、偏差値の高い大学を卒業できる優秀な人材でも、国内の就職先が限られているのが実情です。また、新型コロナの影響もあって失業率が悪化。日本での就労を希望する人材は増えています。

ミャンマー・ベトナムは最低賃金が低く、日本で働きたい人が多い

ミャンマーの場合、最低賃金は日給4,800チャット(約307円)。ベトナムの最低賃金は、もっとも低い地域で時給1万5,600ドン(約90円)です。 都市部に比べ、農村地域では職不足・収入不足が問題になっています。そのため、家族を養うには海外へ出稼ぎに行かなければいけない切実な現実があります。

仏教文化が根付いていて、日本人と価値観が合う

ミャンマーやベトナムでは仏教の価値観が広く根付いていて、家族を大切にするため愛情深く、おおらかな国民性です。勤勉で真面目なことが美徳とされていて、年上を敬う文化があり、年功序列を意識する習慣もあります。

コミュニケーションの傾向も日本人と似ている

謙譲の精神が広まっていて、身勝手な自己主張を避ける傾向があります。欧米諸国に比べて協調性が重視されるので、日本式のコミュニケーションに馴染みやすいです。

介護実習とともに日本語も学んでいる

ご紹介するミャンマー人・ベトナム人は在留資格「特定技能」を取得しています。取得には日本語能力試験の合格が必要で、N4レベル（基本的な日本語を理解することができるレベル）以上であることが求められます。

具体的には、次のような水準です。
【読む】
基本的な語彙や漢字を使って書かれた日常生活の中でも身近な話題の文章を、読んで理解することができる。
【聞く】
日常的な場面で、ややゆっくりと話される会話であれば、内容がほぼ理解できる。